概要
2025年3月21日に「HCL Domino Leap 1.1.7」がリリースされました。

1.1.6が2024年12月13日、1.1.5が2024年8月15日にリリースされているので、3-4ヶ月ごとのリリースということで一定のタイミングでリリースされているのは変わりません。
この記事ではDomino Leap 1.1.7では何が強化されたのかについて紹介します。
新機能
https://opensource.hcltechsw.com/leap-doc/dleap/1.1.7/whats_new.html
によると、HCL Domino Leap 1.1.7では以下の新機能が採用されています。
・新しいテーマの採用
・テーマのインポート/エクスポート
・「データの表示」のデフォルト列の変更
それぞれについて一つずつ詳しく見ていきましょう。
新しいテーマの採用
テーマというのはDomino Leapアプリケーションの外観を設定するものです。1.1.6まではあらかじめ用意されてるものとして「フラット・ブルー」「ライト・グレー」「ダーク・ブルー」の3つがありました(下図参照)が、

Domino Leap 1.1.7では新しく「魅力的」(英語では”Enchanted”)というものが用意されて、これがデフォルトになりました(下図参照)。

もちろん、既存のアプリケーションのテーマを変更することもできます。
実際に「魅力的」テーマを当てたアプリケーションがどのような風に見えるのかを確認してみましょう。
下図のうち、左側がDomino Leap 1.1.6で作成したもので、右側がそれをDomino Leap 1.1.7の「魅力的」テーマに変更して再デプロイしたものです。
アプリケーションのタイトル文字列がはっきり大きくなっているのが分かったり、全体的にコンパクトな表示になっていたりと随分と雰囲気が違うことが分かるでしょう。

テーマのインポート/エクスポート
Domino Leapアプリケーションのスタイルタブのテーマをカスタマイズしたものをエクスポートしたり、エクスポートしたテーマファイルを他のアプリケーションにインポートすることができるようになりました。
Domino Leapアプリケーションを作成する際に、毎回同じ設定をしなくて済むので便利な機能と言えるでしょう。
ただし、エクスポート出来るないようはテーマをカスタマイズしたものだけで、カスタムCSSの内容や独自のCSSファイルの内容は含まれないということです。
また、voltconfig.nsfで設定できるカスタムテーマとは異なると言うことにも注意してください。
「データの表示」のデフォルト列の変更
アプリケーションのレコードを表示する「データの表示」機能では「ステージ」「最終更新者」「最終更新日」がデフォルト列として設定されるようになりました。これらは[カスタマイズ]ボタンで表示可否を設定できるのですが、それが最初からチェックがついているということになります。
ただし、あらかじめ[カスタマイズ]ボタンで表示する列をカスタマイズしている場合は適用されないので注意してください。

細かな不具合の修正
実はDomino Leap 1.1.6ではApplication Managerのヘルプメニューのいくつかがページが見つからないという404のエラーになっていましたが、そこも解消されています。特に「ドキュメント」のヘルプが見えるようになったのはとても大きいです(これはHCL の製品ドキュメントページの改訂による影響でした)。
弊社のDomino Leapへの取り組み
弊社ではHCL Domino Leapに対してリリース当初から取り組んでおり、サンプルアプリケーションやハンズオン資料を多数揃えています。
ハンズオン資料はDomino Leap 1.1.5まで対応できています。今後も定期的にバージョンアップしていきます。
詳しくは、弊社サイト「HCL Domino Leapサービス」を参照ください。
Domino Leapは2020年6月に初期バージョンがリリースされて早くも5年が経過しようとしていますが、ますます便利になっていきます。
Notesアプリケーションとの連携も簡単に行えますし、ちょっとしたアプリケーションであれば1-2日でリリースできるようなローコードプラットフォームになっています。
これを機に利用を検討してみると良いでしょう。
お問い合わせ
本記事やDomino Leapに関するお問い合わせは弊社のお問い合わせページからご連絡ください。
- 投稿タグ
- Domino, domino leap
ありがとうございます。たいへん参考になりました。